店舗デザインにかかる費用はどれくらい?安く抑える方法についても解説
新しくお店のオープンを考えているオーナーの方であれば、自分の思いどおりの空間を演出したいと思うはずです。しかし、店舗デザイン費用って高くつきやすい、もしくは費用を安く抑えるコツはないのかと考えるのではないでしょうか。そこで本記事では、店舗デザインにかかる費用の相場や、安く抑えるコツなどを紹介します。
店舗デザインにかかる費用の目安
店舗デザインにかかる費用の目安は、店舗デザイン会社と店舗設計会社によって異なります。店舗デザイン会社の場合、工事をする店舗の坪数から算出されることがほとんどで、目安として、1坪3万~10万程度です。店舗設計会社の場合は、総施工費の10%〜15%が多いです。
店舗設計会社とは、デザインから工事まで一貫して行う業者のことを指し、算出方法が店舗デザイン会社と異なります。図面作成から、内外装工事、もちろんデザインまでを一貫しておこなうため、店舗デザイン会社より、費用が安い傾向にあります。
なかには、時間による料金設定の会社もあるため、きっちり調べる必要があります。また、総施工費では、居抜き物件かスケルトン物件かで大きく差がでます。よって、総施工費からの算出で決まる店舗設計会社の場合は、居抜き物件かスケルトン物件かどうかで、金額に大きな違いが生じます。
以上の内容は、あくまでも目安で、工事を依頼する際はしっかり調べて、見積もりをとってからにしましょう。
店舗デザインの費用に差が出る理由
店舗デザインの費用に差が生まれる理由には、居抜き物件かスケルトン物件、店舗デザイン会社なのか店舗設計会社なのかで大きな違いがあります。詳しく解説します。
店舗デザイン(設計会社)
店舗デザインのみ請け負います。費用は店舗の広さで(坪単価)算出します。平均で1坪あたり3〜10万円程度が目安になります。
店舗設計(施工会社)
総施工費からの算出で工事費全体の10%〜15%が目安になります。工事を一貫して行う業者がほとんどで、店舗デザイン費は店舗デザイン会社よりも安く抑えられる傾向にあります。
居抜き物件
居抜き物件とは、前入居者が残した設備などが残っている物件のことを指します。費用を安く抑えたい場合は居抜き物件がおすすめですが、前入居者が残した、厨房やカウンターなどが備えつけたままの場合があり、レイアウトの変更がしにくいといったデメリットもあります。
スケルトン物件
スケルトン物件は、ゼロからデザイン設計する物件のことです。スケルトン物件の場合は、居抜き物件より施工費が高くなるデメリットもあります。しかしその反面、設備なども一切ない状態からの工事なので、デザインを考える際、業者にいろんな案を出しやすい傾向にあります。また、なにもない利点を活かし、店舗空間を限りなく自分の理想に近づけることが可能です。
店舗デザイン費用を安く抑える方法
店舗デザインの費用を抑える方法として考えられるのは、居抜き物件やスケルトン物件の両物件で店舗設計(施工会社)に仕事を依頼することです。店舗設計(施工会社)の場合、店舗デザインをふくめ、すべての工事を一貫して引き受けるかたちになります。なぜ、店舗設計会社が、店舗デザイン費用を安く抑えることができるのか。
店舗設計会社にて店舗デザイン費用が安い理由とは
理由は、デザイン費を安く抑えても、ほかの施工費用で儲けられるからです。ほかにも、工事期間の長さにも関係があります。まず、店舗デザイン会社の場合ですが、自社では店舗設計のみを担当します。その後、複数の業者に依頼を出します。
複数の会社が入札し、店舗デザイン会社とオーナーで、1番安い業者を決定します。一方、店舗設計会社の場合は自社で一貫して工事を行うため、業者に依頼・業者が入札・オーナーと業者決定というフローが全く存在しません。結果、工期も設計会社より短く済ませることができます。
ただし、店舗物件にも費用がかかります。賃貸料や光熱費などがこれにあたり、工期が延びれば費用はかさみます。以上の理由から、店舗デザイン費用を安く抑えるには、店舗設計会社に依頼するのがおすすめです。
まとめ
本記事は、店舗デザインにかかる費用の目安、安く抑えるコツについて解説しました。店舗デザインにかかる費用の目安は、依頼する業者によりかなりの違いがあります。また、物件のタイプによっても施工費用に差が出ます。店舗デザインなど、費用を安く抑えるのも重要なポイントです。
しかし、お店のオープンにかかる費用より大事なものもあります。それは、これからオープンするお店が集客できる雰囲気がある店舗かどうかです。自分の理想とする空間にするために、集客し離れない店舗にするためには、店舗デザインはとても重要な役割があります。
自分の店を持ちたい、もしくは人が集まるお店にしたいと考えるオーナーの方は、お店のオープンを考えているのであれば、店舗デザインに依頼することをおすすめします。