店舗デザインの流れをステップごとに詳しく解説!

公開日:2023/08/15

ステップ

自分のお店を持ちたい人、新規店舗オープンを任されている人など、店舗デザインを考えている人は多くいるかと思います。しかし、いきなり店舗デザインといわれてもイメージがしにくく、難しいのではないでしょうか。そこでこの記事では、店舗デザインとはどういうものか、どういう流れで進めていくのか説明します。

店舗デザインの流れ

店舗デザインとは店舗をデザインするものです。店舗の設計から、店舗のテーマに沿って内装の色、家具やレイアウト、動線などを考えます。それを、設計図と呼ばれる図面に落とし込みます。具体的な店舗デザインの流れについて説明します。

設計事務所に相談

店舗デザインを始める際は、プロである設計事務所に話をするところから始まります。設計事務所のデザイナーは、依頼主の店舗イメージをヒアリングして形にします。こうったデザインにしたいけど無理だろうと思っても、まずは自分の希望をストレートにデザイナーにぶつけることが大切です。

過去の実績や新しいアイデアをもとに、依頼主の要望にできる限り寄り添いながら提案します。

店舗物件探し

店舗物件の候補をいくつか探し、デザイナーと一緒に現地調査をします。実際に物件を確認することで、依頼主のイメージと照らし合わせを行います。店舗は立地条件によりメリット・デメリットがあります。周りの環境から想定していた店舗のコンセプトが合わなかったり、立地条件でできることが限られていたりすることがあります。

その反面、新しいアイデアが浮かんだりすることもあるため、店舗物件探しは是非デザイナーと一緒に調査しましょう。

イメージ設計

店舗の場所と大枠のイメージが固まったら、いよいよ設計に着手します。イメージ設計ではどのような設備が必要か、どのような内装にするかなど、具体的に決めます。また、コストや条件面も含めて考えていかなければなりません。

照明やコンセントはどれくらいにしようか、必要な設備はどんなものが必要か、建具はどういったものにしようかなど、イメージ設計の時点でも決めることがたくさんあります。デザイナーによっては初期段階からすべて依頼主が決める必要はなく、ある程度デザイナーの方で大枠を決めてもらい、施主とデザイナーですり合わせる方法もあります。

詳細設計

イメージの設計が終われば、設計図を書きます。設計図は立面図や展開図、照明やコンセント、スイッチといった照明レイアウト図、家具や建具の図面まで多くの図面を書きます。また、外観についても外観図を書きますが、必要であればCGでの立体図や模型を作るなどしてイメージをすり合わせます。

店舗デザインの大まかなスケジュール感

店舗デザインには、設計事務所選びから物件選びを通じて設計まで、およそ3か月かかるとされています。

その内訳は、店舗物件探しに約1~2週間、店舗イメージをデザイナーとすり合わせをして基本設計まで約1~2週間、そこから詳細設計を着手して1か月程度、見積から再度見直しをして着工できる図面まで作成するのに1か月程度かかります。

店舗物件を探すのに時間がかかれば、設計着手も遅れますが、物件に関しては取り返しがつかないため、納得できる物件が見つかるまで、慎重になおかつ根気よく探しましょう。

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店舗デザイン依頼前にしておくべき準備

店舗デザイン依頼前に準備しておくべきなのは、店舗イメージをしっかり持つことです。デザイナーはプロなので、イメージが明確であればあるほど、要望に沿った提案をしてくれるようになります。具体的にどのようなものを準備しておけばよいか説明します。

店舗デザインのイメージの準備

口頭で抽象的なイメージを伝えても、共有することは難しいものがあります。そのため、具体的に参考になるイメージがあれば、イメージに近い店舗デザインの写真を複数枚用意しておくのがよいでしょう。写真があることで、デザイナーも依頼主の意図をうまく汲み取ることができ、スムーズに打ち合わせを進めることができます。

予算について

予算を決めておくことも大切です。デザイナーは、依頼主の店舗イメージから設備や内装部材などを決めますが、ある程度予算を理解することで、より実現可能なデザインを提案してくれます。

予算を決めておかないとあれもしたい、これもしたい、こんな設備が欲しいなど費用がどんどん積み重なってしまうので、注意が必要です。

まとめ

店舗デザインの流れやスケジュール感、事前に準備しておくことなど説明しました。信頼のおけるデザイナーと依頼主が、円滑にイメージの共有をしながら、物件選びから店舗デザインまで進めることが重要になります。

依頼主は自分の店舗イメージをより具体的に提示すること、デザイナーは依頼主のイメージをより具体的な形で提案することが大事になります。そのなかで、物件を決めて予算を決めてよりよい店舗デザインになるように決めましょう。

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