店舗デザインを決める“コンセプト”とは?作り方やポイントについて解説

公開日:2022/09/05

店舗をデザインするときに大切なコンセプト。「言葉の意味はなんとなく分かるけど、具体的にどのように決めればいいのか分からない」という方もいるでしょう。店舗デザインを決めるうえでどうしてコンセプトが大切なのか、そしてコンセプトとはどういったものなのかを詳しく説明します。

どんなお店にしたいか考えてみよう

ここからは実際に紙とペンを用意して進めていきましょう。メモが取れれば問題ないので、携帯やパソコンを使って検索をしながら書き出していくのもおすすめです。頭の中にあるイメージを可視化して思考整理しながら、理想と現実を結びつける作業をします。

コンセプトとは

コンセプトという言葉は、基準となる観念を指します。イメージの軸となるもの、と言い換えると分かりやすいでしょうか。

たとえば自由の女神・ピザ・ハリウッドスターというイメージを聞くと、多くの人がアメリカあるいはアメリカに近いコンセプトを挙げるでしょう。スカイツリー・浅草・寿司と聞くとどうでしょうか、日本というコンセプトにつながりませんか。

このようにイメージとコンセプトにつながりを持たせることで、自分らしい店舗をデザインする軸ができあがります。

コンセプトから広がるイメージを大切にしよう

コンセプトが決まると、そこからイメージが浮かんできます。このイメージをいくつかの項目に分けて具体化することで店舗のデザインや方向性がはっきりしてくるでしょう。とはいえ店舗の基準となるコンセプトゆえに、悩みすぎてしまう場合もあるでしょう。

難しい場合にはコンセプトは先に決めず理想やイメージを書き出し、最終的にコンセプトを決定するのもひとつの方法です。順番が逆になっても構わないので、まずは頭の中にあるイメージや理想を自由に書き出すところからスタートさせましょう。

譲れない信念や理想も一緒に盛り込もう

実際に書き出してみるとコンセプトを意識するあまりコンセプトに沿ったイメージばかりが膨らみ、心に抱いていた夢や理想とかけ離れたものになってしまう場合があります。このとき感じたギャップが個人のモチベーションで改善されるものである場合は、コンセプトではなく経営理念・経営方針に盛り込んでチームで共有することも可能です。

しかし意識の統一だけでなく具体的なアクションが必要になるのであれば、コンセプトに組み込めないか検討するのがよいでしょう。コンセプトとイメージをつなげることは大切ですが、譲れない軸や熱意があるのであれば無理に削らず心の声も大切にしてください。

“いつ・誰に・何を・どこで”など具体的なところも決めよう

では、具体的にイメージを項目分けしましょう。紙とペンがある場合には、ビンゴ用紙のように3×3の四角い表を作り項目分けしながら枠の中に書き込みます。携帯やパソコンを使う場合も項目ごとに箇条書きすると分かりやすくなります。

コンセプトシート

5W(when.who.what.where.why)2H(how.howmuch)を基本項目として、コンセプトシートに細分化して書き出してみましょう。残りの2枠には、1枠に基本項目には当てはまらない譲れない信念を、もう1枠に最終的なコンセプトを書き込みます。

項目ごとに書き出すことで内容を客観的に判断できます。枠が埋まらない場合には人気がある店舗に足を運んだり、同業他社を視察したりしながらより深くイメージを膨らませるのもおすすめです。

コンセプトシートは事業計画書の作成に役立つ

コンセプトシートは事業計画書作成のための思考整理にも役立つので、今後融資を受ける予定がある場合には、作成することをおすすめします。イメージや数字を可視化することは、店舗の正当性を証明し信頼を得る手助けにもなります。そして事業が軌道に乗った際には、創業時を振り返り今後の発展につなげる参考資料にもなるでしょう。

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店舗レイアウトにも配慮しよう

コンセプトが決まったら、店舗レイアウトまで考えを広げてみましょう。予算や店舗の大きさによって調整が必要な部分もありますが、どのようなデザイン・レイアウト・席数・動線がよいのかなどイメージを膨らませます。

インターネットで調べてイメージをつなげてみよう

インターネットを使って“内装・レイアウト・デザイン・店舗”などのキーワードを検索すると、さまざまな画像や図面が出てきます。理想のイメージを追及することも大切ですが、客観的な目線を持ち、お客さんならどう感じるか・何を求めて来店するかなどを考えることも大切なポイントです。

たとえば、小売店ではお客さんが店内を一周できる動線の確保や死角を減らすことが求められ、飲食店では空調の設置箇所などに気を配ります。業界ごとに販売のコツがあるように、内装にも注意ポイントがあるので相談してみてくださいね。

まとめ

コンセプトを決めることが、店舗デザインの決定にいかに重要かということが学べましたね。頭の中にあるイメージを具体的に可視化させることは思考整理にもつながります。ひとつひとつの軸をはっきりとさせることで、おのずとコンセプトも決まってきます。店舗デザインを悩んでいる方は、コンセプトシートを作ってコンセプトを決めるところから取り組んでみてください。

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