店舗デザインと店舗設計の違いとは?それぞれの相場や特徴を解説!

公開日:2024/01/15

比較

店舗デザインと店舗設計は、成功する商業施設を構築するための不可欠な要素です。店舗デザインと店舗設計は似て非なるもので、じつはそれぞれ異なる焦点と役割を果たしています。したがって、成功を収めるためには、両方の要素を組み合わせた戦略的なアプローチが不可欠です。今回はこの2つの違いと特徴、そして相場について解説します。

店舗デザインと店舗設計の違い

飲食店や小売店をオープンする際、内装工事費用は非常に重要な要素です。店舗の魅力的な外観や内部デザインは、顧客を引き寄せ、ビジネスの成功に不可欠です。この記事では、「店舗デザイン」と「店舗設計」の違いについて説明します。

店舗デザインとは

店舗デザインは、店舗のビジュアルイメージを作成し、顧客に強烈な印象を与えるのに役立ちます。これは、店内の配置、カラースキーム、家具、照明など、ビジネスのブランドや雰囲気を表現する要素に焦点を当てます。店舗デザインは、顧客の視覚的な体験を向上させ、ブランド認知度を高める役割を果たします。

店舗設計とは

店舗設計は、店舗全体のプランニングと構造に関連します。これは、建物の配置、スペースの最適利用、設備の配置、安全基準の遵守などを含みます。店舗設計は、効率的な作業フローを確保し、従業員と顧客の安全を確保する役割を果たします。適切な店舗設計は、将来の拡張や改装にも対応できる柔軟性を備えている必要があります。

店舗デザインと店舗設計のそれぞれの特徴

店舗設計も店舗デザインもビジネスの成功に欠かせない要素のひとつです。この記事では、店舗デザインと店舗設計がそれぞれどのようなことを行っているのか、その特徴についてまとめています。

店舗デザインの特徴

店舗デザインの最も顕著な特徴のひとつは、視覚的な魅力を作ることです。客は最初に店舗の外観や内装に触れるため、魅力的な外観はお客様を引き寄せる鍵となります。店舗デザインを行う店舗デザイナーは、顧客だけではなく、そこで働く従業員にとっても居心地のよい空間を提供することに重点を置きます。

お店を訪れた人全員がくつろげる雰囲気を作り出すことも、店舗デザインの役割なのです。店舗デザインでは何が重視されているのか、以下にまとめました。

・機能性と効率性…椅子の高さやテーブルの配置、厨房の配置や作業スペースの最適化

・ブランドの表現…ブランドのカラースキームやロゴを組み込み、アイデンティティを表現

・顧客体験の向上…適切なインテリア配置、快適な座席、視覚的な刺激などで楽しい時間を演出

店舗設計の特徴

じつは、店舗設計の仕事は図面の作成だけではありません。「店舗設計」という名前のとおり、店舗の設計のみを行っているように勘違いしやすいのですが、実際は資金調達の補助、物件調査など建築工事全体をサポートする重要な役割を担っています。基本の設計業務として行っているのは以下のとおりです。

・最初の印象を作る外観デザイン…色彩、看板、窓の配置などの決定

・快適な空間を作る内装デザイン…座席の配置、照明、カウンターデザインなどの決定

・レイアウトと動線…スムーズな移動・営業ができる動線づくり

・ロゴデザイン…看板・レジ袋・ショップカードなどに使うロゴづくり

・個性とアクセントをもたらすインテリアと装飾デザイン…インテリアやそのほかの装飾の決定

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店舗デザインと店舗設計の相場とは

お店を開くのに、店舗設計や店舗デザインを依頼するとどれくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、店舗デザインと設計に必要な費用の相場について解説します。

施工会社に支払う費用

施工会社へ支払う費用は、主に設備工事費と造作工事費に分かれます。設備工事費は、電気、ガス、給排水など店舗の設備に関わる費用を指し、造作工事費は、内装やインテリアを造る工事費用で、間仕切り壁、カウンター、備え付けのテーブル、什器、看板などが含まれます。

新築の場合、基礎工事費も加算されることがあります。相場についてですが、総工費から店舗設計の費用を計算する際、通常、設計費用は総工費の10~15%程度が一般的な相場とされています。ただし、具体的な内装工事費用がまだ確定していない場合、この計算は難しいです。

そのため、多くの場合、店舗設計から施工まで包括的に提供する業者に相談することが一般的です。一方、坪単価で計算する場合、設計費用の相場は通常1坪あたり3~10万円程度です。ただし、ちなみに10坪以下の小規模店舗の場合、最低費用として50万円程度が設定されることが多いため、注意が必要です。

業者によって料金設定が異なるため、事前に料金を確認することが大切です。

デザイン事務所に支払う費用

デザイン事務所へ支払う費用は、店舗の設計費用、デザイン設計費用、設計監理費用などが含まれます。これらの費用は一般的に店舗設計料と総称され、店舗の規模、業種、工期に応じて異なります。デザインの相場は、業種、店舗の大きさ、立地、テナントの状態(新築or居抜きorスケルトン)などにより変わってきますが、店舗設計料が必要な場合、一般的な相場は30~80万円くらいです。

総工事費から算出する場合、通常は総工事費の10~15%が店舗設計料として充てられます。この方法は、施工会社と一貫して作業を行う場合に採用されます。設計監理費用は、デザイナーが設計した図面どおりに工事が進行するか、監督するための費用で、デザイナーは工事の進行を施工会社に指示します。

まとめ

店舗設計は、ビジネスの成功に欠かせない要素であり、外観デザイン、内装デザイン、レイアウトと導線、ロゴデザイン、インテリアと装飾デザインなどが重要な要素です。そして店舗デザインは、単なる美的要素だけでなく、機能性やブランド表現、顧客体験向上など、多くの要素を包括的に考慮する必要があります。

成功する店舗は、これらの要素を巧みに組み合わせ、独自の魅力を持つ空間を提供します。お店の魅力を最大限に引き立て、顧客に素晴らしい体験を提供しましょう。

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